未経験からタクシードライバーを目指すあなたへ。
タクシードライバーになるための研修制度は、お客様を安全かつ快適に目的地まで送り届けるための専門知識と技術を習得することを目的としています。

未経験の私でも大丈夫ですか?



研修制度がありますので、ご安心ください。



研修中の給与や、二種免許の取得費用サポート、生活支援制度などはありますか?



はい、会社によって違いますが、以下のようなものがあります。
- 研修中の日給制や時給制
- 入社祝い金や準備金
- 二種免許取得にかかる費用を一部または全額負担
- 教習期間中の給与支給
- 寮、社宅完備



では、研修制度の流れについて説明します。


アラフォーの現役タクシードライバー🚕 特徴:二種免許取得で禁酒 家族:妻と不妊治療を経て授かった子ども1人 過去のキャリア 🐹公務員 (企画・立案コンサルタント的な経験が豊富) 🐹ミドルウェアのプログラマ 🐹福祉業界の営業職 |
研修内容の詳細





具体的には何を学ぶのですか?



地理や安全など、プロのドライバーに必要な知識とスキルを幅広く学びます。
二種免許について
タクシードライバーは普通自動車第二種免許が必須です。
入社後に資格取得支援制度を利用することも可能です。
タクシー協会主催の研修



二種免許取得後、社内研修、OJT研修を経て乗務開始です。
多くの地域で、タクシー会社によっては、タクシー協会主催の研修に参加し次のものを学びます。
- 法令: 道路交通法、タクシー業務適正化特別措置法など、タクシー乗務員として必要な法令に関する知識
- 安全: 安全運転の知識、事故発生時の対応など、安全に関する知識
- 接客: 顧客対応の基本、緊急時の対応など、接客に関する知識
- 地理: 主要な道路や施設の位置関係、効率的なルート選択など、地理に関する知識
緊急時のお客様への対応FAQ
- お客様が車内で体調不良を訴えられた場合はどうすればいいですか?
-
安全な場所に停車し、お客様の状態を確認します。必要に応じて救急車の手配や、お客様の希望する医療機関への連絡を行います。
- お客様が車内で忘れ物をされた場合はどうすればいいですか?
-
忘れ物の特徴やお客様の情報を記録し、会社に報告します。会社が中心となり、お客様への連絡や忘れ物の返却を行います。
- 交通事故に遭ってしまった場合はどうすればいいですか?
-
まずは安全確保と負傷者の救護を行い、警察に連絡します。その後、会社に報告し、指示に従って対応します。
地理試験について
2024年2月29日付けで、タクシードライバーの地理試験は廃止されました。
しかし、地理知識は依然としてタクシードライバーにとって重要なスキルであるため、タクシー協会主催の研修やタクシー会社独自の研修で地理に関する講習が行われることが多いです。
地域によっては研修後の地理に関する効果測定をこれまで通り行う地域もあります。
筆者が受講した効果測定では小学校などで使用した地図帳を用いて観光施設などを探すという簡素なものでしたが、タクシードライバーとして知識をインプット・アップデートしていくようにと強く言われました。
その他
他にも、シミュレーター使用による運転者適性診断では運転の適性や安全意識などをチェックします。
乗務員証の取得
これらのタクシー協会主催の研修を受講し、効果測定(確認テストのようなもの)に合格することで乗務員証を取得します。
タクシー協会主催の研修で気になったこと
筆者が研修を受けて特に気になったのは次の点です。
ユニバーサルデザインタクシー(ジャパンタクシー)について


近年、車椅子のまま乗車できるといわれるユニバーサルデザインタクシー(ジャパンタクシー)の導入が進んでいます。
研修ではジャパンタクシーへの車椅子の積載対応方法なども学びます。
しかし、現実ではなかなか利用できないケースもあるようです。
お乗せするとしたら必要に応じて移乗のサポート、車椅子の積載など時間を要することでしょう。
これらのことを考えた場合、なぜ介護タクシーを使わないのでしょうか?
素人考えであれば車椅子利用者の方がいつでも好きな時に車に乗れるに越したことはありません。
その方がいいに決まっています。
それを実現に近づけたのが介護タクシーでは?
介護タクシーにジャパンタクシーが使われていないことが、ジャパンタクシーは介助などが必要な方の利用に適していないことの表れなのかなと。
装備は車椅子が乗降するには急勾配なスロープです。
雨の日に滑ってドライバー、お客様が怪我したらどうしますか?
横向きでも乗車OKという「は?」と耳を疑うような議論もあるようですが、普通、横向きに乗っていたら危ないですよね?
車椅子なら安全なんでしょうか。
詳しい方、教えてください。
何か起きた時の責任はドライバーですか?
タクシー会社ですか?
ジャパンタクシーの開発元ですか?
根本的な原因は仕様にあるという議論が起きる時には、ドライバーなり利用者なり、既になんらかの犠牲者がいるのでは?
そもそもドライバーに対して介護初任者研修の費用出す会社なんてあるのでしょうか。
「当社は介護タクシーもしています(ニッコリ)」って言いたいがために一部の社員に研修費用かけているだけでは?
研修中の給与保証は?
会社によっては今でさえ「は?これ自己負担とかおかしいだろ」ってものもあるのに。
古い体質が根強く残る業界です。
なんでもかんでもドライバーに丸投げなんておかしいよ。
ジャパンタクシーの使い方を学びながらそう感じました。
誰だよ作ったやつ。
そいつらが二種取ってタクドラやってみろ。
誰でも乗せろとかもはやカスハラ。
タクシーを公共交通機関とか言い出したの誰だよ。
自宅の目の前まで送り届ける個別サービスが公共交通とか便利過ぎだろ。
不遇ですね、現場のタクシー運転手。
取り乱しました。
会社による実地研修
会社では実車を使った路上研修で、運転技術やルート選択、決済端末の機器操作などを習得します。
先輩ドライバーの同乗指導を受けながら、実践的なスキルを磨きます。
空港やフェリー乗り場など、特定の場所での待機の仕方を学びます。
暗黙の了解というか、業界ルールとして複数車線ある時にお客様を乗せているタクシーは中央線側を走ります。
先行車が歩道側を走行していると、後続のタクシーが「前のタクシーも空車で客を探している。」と捉え、自分は望み薄と考えて他の場所への移動の手間をかけさせてしまいます。
稼ぎが減る可能性があるのです。
さらに、その道でタクシーに乗りたいと考えている道路先のお客様がタクシーに乗る機会を逃してしまうからです。
実地研修は、タクシードライバーとして独り立ちするための最終準備段階です。
先輩ドライバーの指導のもと、実際の業務に近い形で運転技術やお客様対応を学びましょう。
研修を受ける上での心構え





不安ですが、心構えはありますか?



同乗指導はドライブではありません。積極的に質問し、先輩を頼ってください。そして、何よりもお客様を安全に送り届けたいという気持ちを忘れないでください。
未経験の方は、運転技術や地理知識などに不安を感じるかもしれません。
しかし、研修では先輩ドライバーや指導員が丁寧にサポートしてくれるので安心してください。
機器の操作や待機場については積極的に質問し、分からないことはすぐに解決することが大切です。
筆者の地域では観光業が盛んなため観光案内について勉強しておくと役立ちます。
この辺りは地域特性ですね。
まとめ





色々教えていただきありがとうございます。思うところもありましたが、タクシードライバーとして頑張りたいです!



応援します。
私たちと一緒に、お客様に安全と快適を提供するプロのドライバーを目指しましょう!
研修で得た知識・スキルを活かして、お客様に安全・快適なサービスを提供してください。
最初は不安もあるかもしれませんが、先輩ドライバーや指導員が指導・サポートしますので、安心して乗務してください。
あなたもきっと、素晴らしいタクシードライバーになれると信じています。
筆者の会社について
筆者の会社では資格取得支援があり、研修中などに日当または時給が発生します。
そして、乗務開始の初期は給与保証があります。
地域や会社によって異なりますので、会社選びは慎重にしてください。
複数社のタクシーに乗車して、ドライバーから業界情報を集めるのもアリです。